Philosophy & Greeting & History 理念・ごあいさつ・沿革

松本看護専門学校は明治43年（1910年）に看護婦講習所として創立され、以来110年を超える歴史を有し、数多くの看護師を輩出して地域の保健、医療、福祉に貢献しています。

急速な少子高齢化、日進月歩の医療技術の進歩、国民の健康に対する意識の高まりなど、私たちを取り巻く社会環境、医療環境は大きく変わろうとしています。そのような時代の変遷とともに、看護師として活躍する分野も拡大されてきています。そこでは人々の多様なニーズに応えることのできる、知識や技術をもった看護師の育成が強く求められています。

本校は看護師として必要な専門的知識・技術を修得するとともに、生命の尊厳に対する高い倫理観に加えて、豊かな人間性をもった看護師を育成しています。「看護師を目指す」皆様の夢が実現できるよう、教員一同で支援いたします。

令和3年3月14日、松本市医師会館・松本看護専門学校建設事業は竣工し、令和3年度から新校舎での授業が開始されました。皆さんの学習環境は一新し、指導者も充実しています。この新校舎に、魂を入れるのは生徒の皆さん自身です。

学校長　花岡 徹

考え、行動できる。そして自分も他者も思いやれる豊かな心を育みます

みなさん、こんにちは！

私の挨拶を見ている皆さんは、きっと「この学校はどんな授業をするのかな」などの思いを持っていることと思います。

　本校は、『生命(いのち)』『生活』『生き活き』の３つの生を大切にしています。人は、生命(いのち)があるからこそ生活や自己実現に向け生きていけます。そして、すべての人が自分らしく、自分が望む生き方をしたいと願っています。そこで、本校での３年間は、①生命を守るために必要な専門知識、②生活を支える看護技術、③病気で入院しているだけでなく、地域で暮らす人々を支える支援について学びます。

　みなさん！脳は『好き・楽しい』と感じると記憶の定着を強め、他者に学んだことを教えると学習の定着率は９０％になります。そこで、楽しみながら学べる科目や、調べた内容を持ち寄り議論したり、全体に向けて発表する授業を通し、自分で考え行動する力が身につくようにしています。

　AI時代に生き残れる職業の１つは看護師です。人間には心があり、対象者に触れ、肌のぬくもりから相手を思う気持ちが伝わる。これは人間のなせる技です。相手の気持ちを察するには、皆さんが豊かな感受性を持ち穏やかで幸せであること、そして相手へ興味関心を持ち、相手の幸せを願う気持ちが必要です。本校の教員は、看護師・教員としてのスキルはもちろん、多様な経験と強みを持っています。また、外部講師はさまざまな分野で現在活躍されているため、みなさんの成長や人間性を豊かにするサポートができると考えております。

　国宝松本城が見える学校で、みなさんが目指す看護師になるために、一緒に看護について学び看護師国家試験の合格を勝ち取りましょう。　皆さんと学べることを楽しみにお待ちしています。

副学校長　福岡　美咲